サンライズが30年に渡って生み出してきた作品の膨大な資料を盛り込んだ、究極のデジタル資料集シリーズ。第3弾では、1983年2月から放送された「聖戦士ダンバイン」をセレクト。 ?「聖戦士ダンバイン」は、少年ショウ・ザマが海と陸の間にある異世界バイストン・ウェルに召喚されるところからストーリーが始まるファンタジー色の強いロボットアニメだ。昆虫をモチーフにしたロボットのデザインや生物が持つ「オーラ力」などの設定が斬新で、ガンダムと並んで富野由悠季（総監督）の代表作となっている。 本タイトルのストーリーモードでは、各話のあらすじとハイライトシーン、全話の予告編ムービーを閲覧可能。さらに、あらすじ内に設定されたリンクをクリックすれば、詳細な解説も表示・閲覧できる。また、ギャラリーモードでは500枚以上にのぼる設定画やスクリーンショットがカテゴリー別に収録されており、個別画面を実際の資料以上に拡大して表示できるので、手書きの設定文字もばっちり読みとれるのがうれしい。 特典としては、各作品の思い出や収録中のエピソード、作品への思い入れなどを語った、富野と中原茂（主人公役）の最新インタビューを収録。このほか、ポスターや宣伝材料に使われた当時のアートワークも多数入っている。本タイトルの検索性と詳細な解説はDVDやビデオを見るときの「参考書」としても十分利用可能で、資料があまり多く残っていない「ダンバイン」のファンにとっては垂涎のデジタル資料集だろう。（秋月昭彦）
予想通りといえばそうなんですが・・・
残念ながら「いまひとつ」と言わざるを得ません。設定資料は元の画像データがXGA以上のサイズなのに、フル画面で表示できません(一部拡大はあり)。また、予告編(の動画)は収録されているのにオープニングの映像がはいっていないし、富野監督のインタビューも音声だけ。期待した特別収録の画像集も質・量とも足りないので不満が残りました。月星シューズの広告よりも、プラモデルのボックスアートを是非収録してほしかったです。
インターチャネル・ホロン
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