びぼるにぇー
このDVDに収録されている作品は言葉がわからなくても楽しめる作品ばかりです。 個人的にはjidloの最初が好きですね。
見応え有り。歯応え・食感有り。
収録作品:「フード」「石のゲーム」「ワイズマンとのピクニック」「肉片の恋」「フローラ」「アナザー・カインド・オブ・ラブ」「スターリン主義の死」「プラハからのものがたり」食べ物や肉片、クレイアート尽くしなので、生々しく、明るめの内容です。 「石のゲーム」と「ワイズマンとのピクニック」は、面白いんですが、“繰り返し”と音楽とが相まって、ちょっと意識を失ってしまいました; 「フード」、「肉片の恋」、「アナザー・カインド・オブ・ラブ」はテンポが良くて楽しめます。特に朝食・昼食・夕食の3部に分かれる「フード」、どれも生々しく、またブラック・ユーモアに溢れています。“ランチ”に出てくる上品な男性は、『ファウスト』の謎めいた男1や、『シュヴァンクマイエルの不思議な世界』所収で荒木飛呂彦氏の短編集『死刑執行中脱獄進行中』の元ネタであろうと思われる「部屋」の不運な男性役も演じています。 「スターリン主義の死」は、監督本人がプロパガンダ作品と言っているように、社会主義に対する批判?を全面に押し出しています。続く「プラハからのものがたり」はヤン・シュヴァンクマイエルについてのドキュメンタリー番組ですが、チェコの近代史やシュールレアリスムについて語られていて、見応えがあります。「スターリン主義の死」のメイキングも入っていて、どうやって撮っているのか興味がある人には美味しい1本かもしれません。
ちょっと気持ち悪い。
5歳くらいの時にテレビで観て、独特のカクカクした動きにひかれました。 私が覚えているのは2人の男の人が食事をするお話で最後がとても恐かったです。 衝撃に近かったですね。まだ5歳だったので; ホラーじゃないんだけど子供にはちょっと恐い。 でもハマってしまいます。また観たいって思うv
これは最高です。
短編集ですが・・どれも上出来のものばかりです。 特にブレックファースト・ランチはとてもよかったです。 粘土でなく実写です。ヤン・シュバンクマイエル独特の世界が十分に楽しめる一本です。一度見たらはまること間違いなし。そのあと手放すのも惜しくなるような・・素敵な作品です。お勧めですよー。
恐怖を感じつつも…
シュヴァンクマイエルの作品はいつも 人間ではない何かがまるで人間のような動きを してとてもグロテスクに感じられますが、 この作品にもそういう場面はたくさん出てきます。 人間ではない「モノ」が人間のように感情をもったり、 動いたりするのはもの凄く気味悪いです。 シュルレアリスム的なものが苦手な人には絶対に お勧めしませんが、彼が描き出そうとしているものの 背景にあるチェコの政治体制や、彼自身の幼少期の体験 など、シュヴァンクマイエルを良く知った上でこの短編集を 見ると、共感できる部分もたくさん発見できるのではないかと 思います。 でも食事中には見ない方がいいですね…。
コロムビアミュージックエンタテインメント
ユーリ・ノルシュテイン作品集 [DVD]
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