納棺夫日記 (文春文庫)



納棺夫日記 (文春文庫)
納棺夫日記 (文春文庫)

商品カテゴリ:人文,思想,学習,考え方
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日記部分はそう多くありません

日記という表題がついておりますと、全編が納棺夫としての日記(エピソード)だと思いますよね。 
そう思って読み始めたとしたら、少々がっかりすると思います。
前半の三分の一はたしかにそうなのですが、それ以外の部分は著者の思索の変遷を辿った、仏教に近いところにある思想書です。

怖いもの見たさで読むんだったら立ち読みで十分。
やむを得ない事情で卒塔婆小町の域に入ってしまった死者たちとの触れあいが書かれています。
著者の青木さんも、これらのすさまじい体験から生と死を見つめざるを得なくなり、思索の道に入っていきました。
そもそも、納棺夫の職に就く前は青木さんは(売れない)詩人/小説家だったのです。
ですから、この納棺夫日記は文章も洗練されていて、訥々とした無骨なところはありませんでした。

宮沢賢治も多く引用されていました。
彼は浄土真宗の素地に法華宗の影響を受けた人物ですが、青木さんは宮沢賢治の詩を引用すると同時に、彼の評論もしています。

親鸞聖人についてもさかんに取り上げています。
納棺夫日記の根幹思想と思いましたが、わたくしは仏教の素養がなくて、あるいは脳足りんのせいでまとめることができませんでした。
著者の青木さんは詩人ですから、詩人の素質がある宗教家、思索家には強く魂を揺さぶられるようです。
「死」と向き合う仕事 映画「おくりびと」を観てから読みました

筆者の青木新門さんは、新聞の求人広告をみて、冠婚葬祭会社に就職され、現在は専務取締役をへて監査役を務めている方です。(文庫本の紹介より)

ご本人が書かれている「納棺夫」とは、亡くなられた方に最後のお別れの化粧を施し、永遠の旅立ちに対して、それへの衣装を着せ、故人を偲ぶために一番美しい状態へと蘇らせ、そのご遺体を棺に納めるという職業です。

第1章の「みぞれの季節」は、まさしく映画にも登場したエピソードの数々が収められています。「穢らわしい」と妻に叫ばれた挿話はこの仕事の厳しさでもありました。
筆者は元々詩人であり、若いころ文学を志しただけあって実に流麗な文章が綴られています。また、宮沢賢治の人生観やその詩にも共感しており、よく引用しています。
第2章の「人の死いろいろ」では、筆者が体験した「死者」の姿やそこでの思いが切々と綴られています。

個人的に素晴らしいと思ったのは、第3章の「ひかりといのち」でした。そこには筆者の宗教観が明確に記されています。特に浄土真宗の開祖の親鸞上人の教えと「教行信証」や「大無量寿教」の記載について詳しく解説がなされています。「歎異抄」の教えも含めて難解と思われる教義をできるだけ分かりやすい言葉で綴られているのは、この仕事を通して導かれた境地なのでしょう。
なお宗教用語に関しては、11ページに渡って筆者の注釈が掲載されています。
其の後に続けて掲載されている『納棺夫日記』を著して、も筆者の人柄を感じさせる話が沢山収録されてあり、人として立派な方だというのも理解しました。
元ネタ

モントリオール映画祭グランプリを受賞した映画おくりびと
の元ネタになったと言われています。
黒色の(単行)本

富山県で葬儀社にお勤めになった青木氏の1993年3月初版第1刷をよみました。死を穢らわしいものとしかおもえないのに、仕事でやっている方たちを
超越した、さわやかで詩的なすばらしい作品です.
宮沢賢治がよくでてくるのは著者が心酔しているからです。
序文は近頃亡くなられた吉村昭が「美しい姿」の題のもとに賛辞をよせている。青木氏がいまどうしていらっしゃるのか好奇の念にかられることしきり。

文庫本ではなくて単行本を読んでの感想です。
静かな深い感動があります

遺体を清め、棺に納める。その職業に就いた著者の、淡々とした語りが続いていくのですが、単なる作業ではなく言葉で言いあらわせないような、人間として生きたいのちの尊厳への畏怖のようなものを感じます。
それは、死してなお、肉体が存在する限り魂も共にあるという感覚でしょうか・・・ 人間とは何か、自分とは何か、家族とはなにか、なぜひとりひとりの命が尊いのかを、活字ではなく、行間からにじませる、すばらしい作品だと思います。目に見えない何かを感じようとされている方に是非読んでいただきたい本です。



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